溶連菌感染症とは
A群β-溶血性連鎖球菌が飛沫や接触によって感染する病気です。
感染す部位によって症状が異なります。
・咽頭炎や扁桃腺炎
・とびひ(皮膚の感染)
溶連菌の咽頭炎は、潜伏期はおおよそ2~5日で
発熱、咽頭痛などが出現します。
赤い発疹やイチゴ舌(舌の表面が、イチゴの表面のようになる)が出る場合もあります。
咳・鼻水・下痢は少ないです。
一度感染していても何度もなる病気です。
迅速診断キットで検査し判断できます。
綿棒で、のどの菌を採取し数分で診断できます。
検査前に抗生物質を飲んでいると診断できません。
合併症として
溶連菌感染後、3~4週後に急性腎炎が発生することがあります。
倦怠感が出現し、むくみ、尿が出なくなる、血尿や蛋白尿が出る、血圧が上がったりします。
入院や安静、食事制限などが必要になります。
また念のために4週間後ぐらいに尿検査をします。
治療
症状は、抗生物質を3日程飲めば、すぐ治まりますが、
急性腎炎・リウマチ熱・血管性紫斑病などの合併症を防ぐために、
10~14日間、抗生物質を飲んで頂きます。